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Capture One 6 Pro備忘録Vol.16「部分調整 」

部分調整ツールは、レイヤを使って、部分的に、他の部分に影響を与えることなく、
様々な調整を行うツールです。下の写真は、上がオリジナル、下が部分調整ツールを使って
トーンを調整したものです。

sky
after

このテスト調整では、トーンを整えると言うよりは、どちらかというと心象的な上がりにしようと考ました。
モノクロ銀塩プリントにゾーンシステムというものがあります。
写真全体を幾つかのエリアに分け、それぞれのエリアを別々に焼き込んだり覆い焼きをして、全体のトーンを整えていく方法です。
この調整でも、調整するエリアを5つに分けました。
本当は、もっと分けたかったのですが、新規レイヤは5つまでしか登録できません。次期バージョンで、もう少し増やしてもらったら助かります。
レイヤは+マークをクリックして登録します。登録したものは、左の「部分調整」ツールにあるとおりです。
重要なものから、
  • 木のハイライト
  • 木のシャドウ
  • 門のシャドウ
に分けました。レイヤ名は任意に付けることができますが、できるだけ内容が分かるような名前にした方が作業がし易いと思います。
選択したレイヤ上で、「ブラシ」を使って選択範囲を塗りつぶしていきます。下写真のオレンジに塗りつぶした部分がそうです。左は「空」のレイヤで選択した部分、右は「道」のレイヤで選択した部分です。

選択した部分には様々な調整を施すことができます。
その種類は、
露出ツールにある
  • 露出
  • コントラスト
  • 明るさ
  • 彩度
カラーエディタツール
  • 基本調整
  • 詳細設定
をはじめ、 モワレとシャープネスも調整可能です。
他の選択部分はスペース上割愛させていただきます。
各レイヤ上で実際に行った調整は、
  • 空:露出と彩度
  • 道:露出
  • 木のハイライト:露出
  • 木のシャドウ:露出
  • 門のシャドウ:露出
になります。

skygate

※Capture Oneの選択ブラシはサイズと硬さを調整できますが、
作品制作のような場合、大きめのサイズで
柔らかくしてアバウトに塗りつぶし(選択)していった方が自然に上がると思います。
Photoshopで作業するように、パスを切ってきっちりと選択するような方法だと、
結構エッジが目立って不自然になるものです。
銀塩プリントでも、あまり正確なマスクを作って焼き込んだりすると、どこか不自然になるものです。
デジタルでは、後で細かい調整ができるので、
アバウトに選択して、調整後に、細かいところを微調整すると良いと思います。
この例では、木の葉の明るさ等を微調整しました。
何度やっても、気楽に繰り返すことができるのが、非破壊編集のメリットです。
この機能は作品創りに積極的に使っていきたいと思っています。