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Capture One 6 Pro備忘録Vol.15「オーバーレイ 」

オーバーレイツールは、イメージファイルに、透明レイヤーを重ねて見るためのツールです。
例えば、雑誌の表紙撮影の現場で、モデルさんの写真の上に、雑誌のタイトル文字を入れた場合、どう見えるのか?
予めタイトルロゴを用意しておけば、簡単に確認ができ、実際に印刷イメージとして見る事ができます。

フィルム時代には、デザイナーさんが、トレーシングペーパーに手書きでタイトルロゴを入れ、
それを、撮影現場で、ポラの上から重ねて見て、コンポジションやスペースの確認を行っていたものです。
しかし、この機能を使えば、レイアウト作業等が、
ずいぶんと効率化され、的確に確認できるようになると思います。

私は、最近では、撮影の前にデザイナーさんから、
写真のアタリをとったaiデータ(イラストレータデータ)を送ってもらい、
撮影現場で、取り込んだJPGファイルをaiデータに変換して、
レイアウトに落とし込んでデザイナーさんと確認しています。
この方法が一番正確だとは思いますが、
MacにIllustratorをインストールしている必要がありますし、時間も余計にかかってしまいます。
その点、オーバーレイツールはRawDataをキャプチャした直後に確認できるので便利です。

まだ、このオーバーレイツールを実際に仕事に使ってはいませんが、
ちょっと仕事を想定して、簡単なサンプルを作ってみました。

まず、Illustratorで、オーバーレイに入れるロゴを入力しました。ロゴの作成はPhotoshopでも良いと思いますが、Illustratorを持っていらっしゃる方は、文字編集に関しては、Illustratorの方が便利だと思いますので、こちらをおすすめします。ロゴはアウトライン化しておきます。アウトライン化しないと、余白の部分が多くなります(写真上)

次に、保存したaiデータをPhotoshopで開き(写真下)、PSDデータでデスクトップに別名保存します。JPGでも試してみましたが、PSDの方が美しいです(左写真では、JPGになっていますが、実際にはPSDで作業しました)。それから、背景が透明化されているか確認しておきます。透明化していないと、文字の背景が白のまま表示されます。


ここからCapture Oneの作業になります。

イメージファイルを開き「オーバーレイ」ツールを追加します。上の写真がデフォルトです。このツールの「イメージをドロップしてください」のスペースに、デスクトップに保存したロゴのファイルをドロップします(写真下)。
そして、「表示」にチェックを入れると、ビューアにロゴが表示されます。ロゴの移動は、ツールボックスにあるハンドマークをクリックしてビューア上で行うのが便利です。
不透明度、拡大縮小は、「スケール」で行います。
取り込んだイメージファイルをリセットしたい場合は、ツールバー右端の▽をクリックして、「オーバレイをクリア」を選択します。

下のイメージフィアルがロゴをオーバーレイしたところです。

あと、実際に印刷される媒体の版型を、オーバーレイデータ作成の段階で、罫線で入れておくと便利だと思います。特に雑誌の場合、A4変形が多いですし、トリミング確認にも使えそうです。追加で罫線バージョン(A4変形)も作ってみました。写真下がそうです。
※Phase One 社に注文です。レイヤの順序を入れ替え可能なようにしてください。ロゴがモデルさんの後ろに入ることが多いです。また、合成を目的としたイメージファイルの場合も助かります。不透明度機能まで備えているので、そこまで可能ならすごいと思います。
overlay