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Capture One 6 Pro備忘録Vol.13「カラーエディタ(詳細) 」

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カラーエディタは、ピッカーで選択した部分を、選択した部分以外には影響を与えずに、調整するためのツールです。
このツールをいろいろと試しましたが、
選択した色と、その回りの色がはっきりと違う場合には、
有効に働く様ですが、
選択した部分の色調が、回りの中に少しでもあると、
こちらが意図するようには調整するのが困難なようです。
それだけに調整する対象を選ぶツールなのかも知れません。
テュートリアルでも割と分かり易い、このツールに適した色構成の作例を使っているような気がします。

カラーエディタ」ツールには、「基本」と「詳細設定」がありますが、ここでは「詳細設定」で調整してみようと思います。
作例は上のツタですが、このツタの緑だけを鮮やかにします。
上の例では、
まず左イメージファイルのツタの葉のグリーンをピッカーでピックアップしました(左イメージファイル黄色の○部分)。
ピックアップしたデータはツールボックスに反映されますが、それが左の画面写真です。

チェックマーク(上)は、ピックアップした色です。
ここには、複数の色を登録することができます。
その上にあるのが、色相、彩度、明度(明るさ)のスライダーです。「滑らかさ」スライダーは、調整を施す色が含まれる部分と、その回りの、他の色が含まれる部分の境界をスムーズにするツールです。
この作例では、変化が分かり易い様に彩度を少し多めにしました
上にあるカラーホイールのポイントをドラッグしても調整は可能です。
右イメージファイルが調整の結果です。
ちょっと緑がキツイですが、ほぼ、竹の垣根に対する影響があまりない状態で葉だけ緑が鮮やかになっています。

※チェックマーク(下)はチェックを入れると、ピックアップされた色調が含まれない部分は、すべてモノクロで表示されます。色調を変えたい部分以外の背景に、その色調がどの部分にどれだけ含まれているのかチェックするのに使います。
sample

この作例は、日没直前に撮った古民家のイメージファイルです。左がオリジナルです。屋根や壁は暗く落ち込んで、室内は逆にオーバー気味です。これを「カラーエディタ」でなんとかしてみようとトライしました。
イメージファイル左がオリジナルです。
このイメージファイルの4カ所で色をピックアップしました(黄色の番号がそうです)。
左の「カラーエディタツール」に、その色が登録されます。黄色い「矢印+番号」の部分がそうです。
それぞれの色は、イメージファイルの他の部分にも微妙に含まれていて、全体の色調の変化を見ながら調整しました。
1〜3までは暗く落ち込んでいる部分ですが、「明るさ」を、日没直前の雰囲気が感じられる状態まで上げ、「彩度」も微調整しました。
4は室内や街灯のアンバーがかかっている部分です。ここは、室内の明るさが少し落ちて、樹木へのライトの写り込みが少し軽減される程度に「明度」を下げ、「彩度」も押さえました。
下に掲載した写真(上)が使用前、写真(下)が使用後です。
自分としては、自然な感じで良くなったと思っています。

あとは、Photoshopの「覆い焼き」ツールで建物の右隅、暗く落ち込んでいる部分、玄関前の樹木の一部を少し明るくすると完成です。「こんな用途にも使えるのか!」と感動する「カラーエディタ」ツールです。これが「現像ソフト」だとは思えません。
使い込んでくると、Photoshopとの役割分担が、頭の中で出来上がるような気がします。そうなると、このCapture One 6 Proは結構頼もしいツールになると思います。

古民家 古民家