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Capture One 6 Pro備忘録Vol.4「バリアント 」

バリアントとは?

バリアントは英語のVARIANT(veə.ri.ənt)です。
例えば、あるイメージファイルをモノクロ化したり、セピアトーン化して、
自分の表現したいトーンの写真を創りたいと仮定します。
その場合、具体的な作業として、
オリジナルのファイルを複数コピーして、それぞれに調整を加え、
どれが自分の意図するイメージに近いのか、画面上に並べて比較をすると思います。
その時の、「オリジナルのファイルおよび、コピーしたファイル全て」を、ここではバリアントと呼んでいます。

もっとも、通常Photoshopで作業するときのように、
いちいちファイルをコピーしたり別名保存するような煩雑な作業は、Capture One 6 Proでは必要ありません。

作業の手順ですが、ブラウザで、オリジナルのイメージファイルを選択して、
右クリックするか、ツールバーのイメージタブをクリックします。
そこで、「新規バリアント」か「バリアントのクローン作成」を選択クリックします。
そうすると、オリジナルイメージファイルのコピーがオリジナルの右側に生成されます。
一見同じコピーを作るオプションのようですが、
この新規バリアントバリアントのクローン作成は意味が少々違います。
下にその違いを表にしました。
例えば、オリジナルのイメージファイルに予めホワイトバランスやオート調整を施していると仮定します。
その場合、新規バリアントを選択すると、「調整ナシのもともとのオリジナルファイル」をバリアントとしてコピー生成します。
バリアントのクローン作成の場合は、調整も含めた新しいコピーバリアントを生成します。

variant copy

バリアントを作成して比較する

下の画面写真をご覧下さい。
ワークスペースはブラウザが下位置でビュアーが上になったレイアウトです。
まず、ブラウザの一番左の写真です。これがオリジナルです。
作業の中で、メインになるイメージファイルを「プライマリーバリアント」(Primary Variant)と言います。
最初は、オリジナルのイメージファイルがプライマリーバリアントになっています。
まず、このプライマリーバリアントを「新規バリアント」作成で、4カットのバリアントを作りました。
写真は処理済みの画面ですが、
作業開始前はプライマリーバリアントと同じバリアントが横に4カット並ぶ事になります。
次に、それぞれのバリアントに調整を加えて、調整の効果を比較します。
特に微妙な調整の場合は、プライマリーバリアントがわかりづらくなるので、
プライマリーバリアントには、クローズアップ写真の左上部分の○ように、
マークが付いています(この正露丸のラッパのマークのようなアイコンは何を表しているんでしょうね?)。

variant

このプライマリーバリアントのシンボルマークをクリックすると、
他のバリアントはプライマリーバリアントの裏側に隠れて(収納されて)しまいます(そのように見える)。
すべてのバリアントを見たい時には、このマークを再びクリックします。
ブラウザ内にイメージファイルが多数あるときには、他の作業に移る前に収納した方がすっきりすると思います。
作業が進んでいく中で、もし他のバリアントを「一押し」にしたい場合には、
そのバリアントをプライマリーバリアントに「昇格」させることができます。
バリアントを選択→右クリック→昇格
その選択されたバリアントはプライマリーバリアントになり 、
一番左側に移動し、マークが付きます。

仕事の進め方の一例

もし、オリジナルのイメージファイルが、多くの調整を必要とすることが予想される場合は、
オリジナルファイルにある程度基本的な調整(例えばグレーバランスやオートコントラスト)を施した上で、
それをプライマリーバリアントとする。
次に、それを幾つかクローン作成して、それぞれに違う調整を施して、その中からベストのものを
プライマリーバリアントに昇格させる。
次の調整も同じ様にして階層的に進めて行くと、効率的かもしれません。

それから、調整を施したブラウザ内のイメージファイルには以下のようにアイコンが付きます。

chousei

調整をリセットしたいときは、イメージファイルを右クリック→調整のリセットですべての調整がリセットされます。

この、バリアントという考え方は、とても欧米的な考え方だと思います。
クローン、コピー、階層、プロパティ、昇格、降格等々。
OSやアプリケーションを考える上で基本となる欧米的な論理的思考を、
Capture One 6 Pro も見事に踏襲していると思います。
この思考回路に、いかに自分の思考を同化させるか、
それがこのアプリケーションを使いこなすコツかな?
と考えています。


以下に、YoutubeにアップしてあるPhase One 6 Proの公式テュートリアル(バリアント編)を紹介します。